オス・メスの違い

オスとメス、どちらにする?

オスとメスとでは、どちらが飼いやすいとは(個体差も有り)いえませんが一般的にオスのほうが価格的には安く、例外もありますが、体格はオスの方がメスよりも大きくなることが多いです。

メス犬は、発情期に出血があるため室内犬では部屋を汚されることもあります。発情期の後、2~3ヶ月間生理的脱毛が見られます。長毛種では目立ちます。
オス犬にはそうした生理現象はありませんが、自分のテリトリー保持のためにいたるところに排尿する習性があります。特に室内犬の場合しっかりとしたしつけが必要です。

性格の面では、犬種で異なりますが、しつけや飼い方によっても変わります。一般的にオスはメスより気が強く、場合によっては攻撃的です。メスは、育児期を除いて穏やかな傾向が見受けられますが、例外もあります。体格は一般的にオスの方がメスよりも大きいものです。

普通の家庭犬として飼うのにどちらがいいかといえば迷うところです。手間のかからのはオス犬ですが、性格的に育てやすいのはメス犬の方になると思われます。容姿の面でいえば長毛種ではオスの方がメスより毛吹きが良く、生理的脱毛もありません。人間と違って、犬はオスの方が器量良しといえます。

犬を飼う目的とも関連しますが、世話をする人の年齢や体力を考慮して、余裕をもってあつかえる犬種で、オスにするかメスにするかを考えて決めるようにすれば良いかなと思います。老人、女性、子供の場合、散歩や運動の際に制御することを考えて決めることです。

性格的に野性味を残した犬種は、しっかりとしたしつけのできる時間と環境がないと飼うことは難しいでしょう。テリア系の犬種のように小型でも気性の激しい犬もいます。幼い子供のいる家庭では注意が必要です。

オス、メスどちらを選ぶにしても、犬を選ぶ注意点は、活発な性格と健康です。
健康のチェックポイントになるものを、いくつかあげてみましょう。

*からだつき
背中をなでたときに、ふっくらと肉がついている。

*目
目が澄んでいて生き生きとしていて、目やにが出ていない。

*耳
耳が熱くない。悪臭がしない。

*鼻
鼻先がしっとりと湿っている。鼻汁が出ていない。

*口
口臭がない。

*歯
噛み合わせが正常である

*背
背線が真っ直ぐに伸び、丸めていない。

*四肢
関節が曲がったり、肥大していない。弾力に富んでいる。足が真っ直ぐに伸びている。

*被毛
美しい光沢がある。脱毛箇所がない。

*皮膚
異常な赤味やフケがない。

*肛門
肛門のまわりが汚れていない。